花梨とうの粒焼き

日々のちょこっとをちょこっと。

怪しむ・懐かしむ・苦しむ (そうめんについての追記アリ)

怪しむ

昨日、銀行に行ったらば二人の若い男女とお年寄りがいた。

二人は首からどっかの介護施設の名前みたいなのが書かれたネームカードをぶら下げていた。

んで、男性の方が『じゃあ、通帳作りますから10万おろして下さいね』とか何とか言っている。

お年寄りの方はよく判らないみたいだったが『あぁ、そうなの。』などと言われるがままにあれこれあたふたしていた。

たぶん・・。

介護施設に入居しているお年寄りに頼まれてやってあげているんだろう・・・と思うのだが・・。

そしてそれが本当ならば、私はその場でじ~っと大変失礼な疑いの目をして佇んでいた。

だって、分からんじゃないか^^;ネームカードなんていくらだって作れるんだし・・。それに実際に介護の人だとしても・・と怪しめばキリが無いのだが・・。

最後まで見届ければ良かったかなぁ・・とちょっと後悔した日であった。

いや、ホントに仕事でそうしていたんだったら疑って申し訳ないけど。

 

懐かしむ

まめさんのブログにそうめんのことが書かれていた。

『そうめん狂騒曲』

http://nine-billion.hatenablog.com/entry/2013/07/17/074250

そうめんの具?は地域とかそのご家庭によって違うのも面白い。

子供の頃、母が作るそうめんには千切りキュウリと、缶詰のミカン、スイカの切ったのが入っていた。

キュウリは解るけどミカンとスイカて!・・とは、子供の頃は思わなかった^^;

なんか、ちゃんとめんつゆに浸かった時点でそうめんの具に成り果てていたんである。

んで、たまにピンクや黄緑の麺が入っていて妹と取り合いしたなぁ・・と懐かしくなった。

主婦になった今は、『今日は暑いからそうめんがいいな』などと涼しい顔でしれっと言われると

作る方は暑いんじゃっ!・・と大変ムッとする(笑)

 

もうひとつ、きなこさんがトラバして下さったですb

『母の素麺、私の素麺』

http://kinako.hatenablog.com/entry/2013/07/18/075745

こちらに出てくる素麺のつゆの、何と美味しそうなことよ!!

かき玉汁風に卵を入れて煮立たせて冷まし、薄口醤油なので全部飲み干せる、という贅沢さ。

そういえば、と思い出したが、うちはぶっかけ・・ではなくていつも氷が入った器にそうめんが入れてあって、だから、つゆは別だったなぁ~。

もしかしたら母は一緒にする、ということを知らなかったのかも知れんし、父の好みがそうだったから、なのかも知れん。

子供だった私は、そんな夫婦間の(うちは父の好みが中心の食卓であった)そうめん事情なぞ知らずに食べていたなぁ・・と。

だから、ミカンやスイカ入りも父の好みだったのかな(笑)

子供だった私にとって、それは、『うちの夏の味』であった。

 

私は店でそうめんを見たことがない。だから世間では、やはりスイカやミカンなどが入っているもんなのかどうかも知らなかった^^; 

・・てか、それはうちだけやっているんだと思っていた。逆に。^^;b

最初見た時は、やはり子供心に、そうめんに果物??・・と、何か変だな・・という違和感あった・・っつーことを思い出した(笑)

でもそのうちそんなものか・・と慣れてしまったのだな。

きなこさんは、そんな胡散臭いもんを敢えてお金を払って食べる、というのも味覚とは違った贅沢感があるのでは、と書かれている。

 

あの、うちで食べたうちの夏の味はどんなお店でも再現出来ないと思う。

だって、私の心の味覚であるからして。

だから、どんなに同じ具であったとしても、それは懐かしい味を食べる為ではなくて。

こうして変なもん?を、わざわざお金を払って食べているんだなぁ~・・という贅沢感があるのだと私も思う^^;b

 

 

苦しむ

私はクロールを25m息つぎなしで泳いだ女である。

・・そう書くといかにも泳ぎが得意なようであるが、何でかっつーと息つぎが出来ないからである(笑)

 

泳げる人(息つぎが出来る人)には全く理解されないと思われますが、水の中で息を吐くったってどうやんだって話である。

自分の吐いた泡が顔にブクブクかかって何が何やらわからなくなって苦しいじゃないか。

でも最初は何とかそれでも息つぎに挑戦していたのだ。

ブクブクが嫌なので、水中では息を止めて顔を上げた時に一気に吐いて吸う、という方法をとっていた。

おもむろに水面から顔面を出し(どのタイミングで顔を上げるかも分からんので)思い切りプハーッ!スゥー!っとやる。

凄い顔だったと思う^^;

しかし、それだと顔を上げすぎて足が沈むのだ。

で、足が沈まないうちにしょうがないからまた顔を水につける。

途中で立つのは恥ずかしいので根性で泳いではいたが、きっと回りから見たら凄い顔して溺れながらも進んでいる、という大変奇異な光景であったろうと思う。

で。

カッコつけな私は、そんなみっともなさに我慢ならず、ならばいっそのこと息つぎなしで泳ぎきってやろう、と思ったのだ。

決死の覚悟である。

だからプールの授業の度に今日こそ死ぬかも、と思っていた(笑)

しかし、背泳は何か得意だったのだ。

だって息つぎかんけ~ないから。

で、地区大会にまで出た(笑)

まさか背泳代表な私が実は息つぎが出来ない奴などと誰が感づいたであろうか。

しかし、普段慣れたプールじゃなかったので後ろが見えない恐怖に勝てずに途中で立ってしまって失格だった、というお粗末な結末であった。( ゚ω゚):;*.’:;ブッ ww