これは食べ物ではありません。
むかーしむかし。
某柔軟剤のCMで、そのキャラである可愛らしいぬいぐるみがCMの最後に
『お金なんかちょっとで。。』
とつぶやいていたことがあった。
いや、つぶやいていた、と言うよりあれは、悪魔のささやきに私には聞こえたもんだ。
『旦那、お金なんかちょっとで○○出来ますぜ。』と、耳元でささやかれたみたいな。
(○○の中身は各自でご用意下さい)
・・・と言うようなことを前に書いた覚えがあるのだが、再びしつこく書いてみた。
このセリフを言わせたそのメーカの失態をずっと誰かが語りつがねばならんのだ。
確かにアンタ言ったよね?どの口が言ったんだっ!・・と。
・・・そんな使命感からである。誰からも任命されちゃいないが。
その後、どこかから苦情が来たか来ないか分からんが、そのCMはフェードアウトしていった。
なんだかうやむやにされた感じ。
こんな可愛い顔したボクがそんなこと言うわけないでちゅ、てな感じで今ものうのうと生きている。
で。
そんなに激昂しながら、あいつの(あいつってそのぬいぐるみだけど)裏の顔を知りながら・・
実は今でもそのメーカーの柔軟剤を買っている私である^^;>
だって、何を隠そう何も隠しちゃいないが、私は匂いフェチであるからして。
決してちょっとのお金ではないのだが、その匂いにつられて買ってしまっている。
匂いフェチと言っても香水は嫌い。
こだわるのは部屋の芳香剤や入浴剤、あとは柔軟剤ぐらいだけど。
家族からはあんまり評判がよろしくないが、特に甘い香りが好きである。
ところで。
昨日、店で見つけてビックリしたのは、あのアイスの『ガリガリ君』が芳香剤になっていたことだ。
何とソーダ味、味じゃない、ソーダー臭と梨臭。(臭て^^;)
最近の食品でない匂い系(勝手に一緒くたにしてるけど)は、どんどん食べ物の匂いになっている気がする。
芳香剤や入浴剤然り、ヘアースプレーまで何やらラズベリーだの青りんごの匂いだのと、もうみそくそ(失礼)一緒であるよ。
なので、私は危機感を抱いている。
私が抱いてもしょうがないんだけど。
一つは、ベタなことだけど、小さい子が誤って飲んだり食べたりしないか、っつーこと。
要は親の管理の問題なんだけど。
私は歯にしみるし生理的にも何かイヤなので、ガリガリとアイスを齧れないのだが、そのガリガリ君の芳香剤なら冷たくないしソーダの匂いだし、で、ガリガリ食べられるね。
でも食べられないもんだと知っているから食べない。
小さい子供は食べるね、あれ。もう匂いが美味しそうだもん。
で。
前まで、そんな食べ物(飲み物)に間違われそうなものには必ず
『これは食べ物ではありません』とか『これは飲み物ではありません』
と、デカデカと書かれていたのだ。
ところが、最近、どうもそんな注意書きの字が小さくなってきた気がする。 オモテではなく、裏側に書かれ、赤く、ではあるけど、字が小さいのだ。
そんなの小さい子は読めないであろう。
その背景には、もういいよね?そういうの最近多いでしょ?だから分かってるよね。大人のアナタが気をつけさせてね。っつー購買者頼み?みたいな甘えがある。 あるのか?(笑)
まあそりゃー誤飲、誤食されたら大変だけど、でもパッケージのイメージ、デザインも重視したいし・・みたいな感じで。
んでっ!
それより私が危惧してますのは、そんな芳香剤などの、よりホンモノに近い匂いと、実際のホンモノの匂いと、臭覚がいつまでもちゃんと区別していられるだろうか、っつー生体的な?ことである。
(それより、ってこっちの方がどうでもいいかもだけど。)
メーカーとしては、消費者の皆さんが喜ぶように、よりホンモノに近い匂いを、てな感じで日々研究を重ねているんだろうけど。
例えば・・
本物の青りんごと凄く良く作られた青りんごの匂いの何かを目をつぶってどちらが本物か当ててごらんなさい。なんて言われた時。(どんな状況だ)
うっかり偽物を指してしまった・・そんな自分は悲しいではないか。
自然がはぐぐんでくれた匂いが分からなくなってしまったなんて。
まあ。そう思いまして、昨日、私はガリガリ君芳香剤の匂いを嗅んでみました。(買ってんじゃん^;)
よしっ!!
薬の匂いがした!!! おおまかソーダの匂いだけども!!
そんなことでまだ私の臭覚は大丈夫そうだと、ちょっと安心した。
シール捲ったら『金の消臭元』がもらえる当たりも出たし!
・・・。
意味ある? 『金』の消臭元・・・。