花梨とうの粒焼き

日々のちょこっとをちょこっと。

油そばとプリン

8月なぞホントはもっともっと暑いのかも知れないけど、今日なんぞは私の中ではザ・ダイソー・・ではなく、ザ・夏です。まっくす暑い。

暑い暑いって言ったって涼しくなるわけじゃないのに何故人は暑いと言うのか。

でも、きなこさんも前に書かれていたけど日本は四季があって良かった。

日本人気質だからかどうかは分からんけど、そんなに親しくない人とでも、会えば、こんにちは~の後に、今日は暑いですね~とか雨が降りそうですね~などと一言体感温度や天候の話題を添えることでその人との間に共通意識みたいなもんが一瞬生まれて心地よい。

もうちっと親しい関係であれば、ばったり出会って唐突に『この間さ~』と話しかけていきなり何の話だ、と不審がられるより、『暑いね~』と言い合ってお互いに暑さを共感し合い、一呼吸置いてから、『そういえばこの間さ~』と言う方が、よりスムーズに会話を持っていけるっつーもんである。

 

 

いやとにかく暑いですねぇ^^;

あ、そう言えばね!(ブログはそんな繋ぎ、いいだろよ^^;)

昔、テレビで三浦友和が(・・か、神田正輝かどっちか。いい加減 笑)貧乏な頃、煮立った鍋にティッシュを入れてしゃぶしゃぶのつもりで食べていた、という話を聞いたことがある。

ソレ聞いた瞬間にトモカズを見直した。(何様か)

現在の三浦家はリッチなのだろうと思うけど、その、貧乏時代のティッシュしゃぶしゃぶの頃の彼に好感が持てる。

てか、ティッシュ、結構高いと思うけど^^;

 

娘の友人のA君は現在、親元を離れて一人暮らしである。

彼も貧乏生活だ。

で、いつも夕飯は『油そば』なんだそうだ。

 

(ところで私、今まで『油そば』なるものを知りませんでした^^;

ラードでラーメンやそばを炒めた料理なんですね。)

で。

いつもラードは、スーパーの牛肉売り場にタダで置いてあるのを5個ぐらい失敬しているらしいのだが、最近、それがすごくみじめに思えて嫌になってしまい、今日は、ちゃんと『ラード』を買おう!と決心したのだと。

ラードって買うと200円ぐらいするらしい。

娘たちとお昼を食べに入った『サイゼリア』(全国にあるか知らんが、安いファミレスみたいな店)で彼はその話をした。

で、食事を終えてデザートに娘ともう一人の友人は何とかプリン(名前忘れた)を頼もうということになった。

 

プリンが大好物な彼もものすごく食べたくなった。

しかし、何とかプリンは250円である。

せっかくラードを買おうと決心したのにコレ頼んだら買えなくなる。

彼にとって『油そば』は謂わば必要食材であり(それだけで大丈夫なのか?^^;)ラードを盗むという生活からやっと『それを買う』という彼なりの自尊心を満足させるモノであるならば、プリンは付け足しの贅沢である。

どうしよう、どうしよう・・と悩んでいる彼が、娘と友人は見るに忍びなくなった。

『・・じゃあ・・奢ってあげるよー!』

バイトの給料が入ったばかりで少し余裕のある娘が言った。

『え?何で何の理由もないのにプリン奢られるの?俺。』

『だって、話を聞いていたら・・えと・・可哀想になったから^^;』

正直に娘はそう言ってしまったらしい。

彼のプライド?の為に言いますと、娘たちにプリンを奢ってもらいたいつもりでその話をしたわけじゃないようだ。

 

だったら男なんだからプリンぐらい黙って我慢せぃ、と言いたいところだが、独り言のような感じで迷っていることを口に出してしまった、と思われる。

でもなぁ・・お金が無いからと250円のプリンを我慢している友人を目のあたりにして、平気な顔でプリン頼めんだろうしなぁ~^^;

かと言って一緒に我慢する、というのもアレだし

『私、全部は食べられないから半分食べてくれる?』

なんつった見え透いた同情なんか余計傷つくだろうし。

で、結局・・。

まーいいじゃん。たまたまバイト代が入った日だし、お金が無い時はお互いさまなんだからさ、友達なんだしっつーことで、と、娘と友人(女子)が100円づつ出し、彼は50円出してプリンを頼むことにしたらしい。

『ありがとう・・でも、女の子に200円出してもらって、何か情けないな~俺><』

まあ。

彼の気持ちも分かる。

また、娘も、今週は300円で乗り切らねば、と言っているぐらい貧乏な時もあるのだけど、男だから、女だからは関係なく、娘の、友達がそんな状態だったらほっとけないんだろう気持ちも分かる。

 

その後、彼は無事にラードを買えたのか。

ラードを手にした時、彼は彼なりのヤッタゼ感を得ただろうか。

女の子にプリン代200円を出してもらったことにチラリと呵責を感じたとしても。

てか、純正なラードってスーパーに売ってるもんなのか。

 

それはどうでもいいとしても、頑張れ、彼、と思う。

貧乏人同士の友情は金持ち同士の友情より強いのだ。そうなのだ。

 

 

何か今までの流れと相反するようですが、私は奢るのは別に金があればいいけど(奢るほどあったためしはないけど 笑)奢られるのは全く好きではない。

別に、借りを作ったような気がするから、だとか、みじめな感じになるから、などではなく。何となく、、さっぱりしないから。

 

 

先日、ブログ友が食事のお誘いをして下さった。

しかし、いかんせん、今後2か月、うちは1日500円ぐらいで過ごさねばならん、という、アンタん家大丈夫か??な状態であるので(笑)残念ながら延期と相成った。

で。

彼のコメントの最後、『(だけど)お・ご・れ・ま・せ・ん(笑)』に感動した(笑)

そうだよそうだよ。

それでこそブログ友だよ(えらそう?・・笑)

 

で。

いつか、宝くじが当たったら、みんなでどこか旅行に行って大宴会をしようじゃないか。

 

それまで頑張ろう。頑張ろう!!月は流れて東へ西へ。

今日はいつになく前向きな私だ。

 

なんだ、この終わり方(笑)

日々あれこれ。 トラバ&追記あり

●毎年、七夕になるとスーパーに飾ってある短冊をチラ見するのだが、『家の借金が返せますように』だとか『お父さんとお母さんが仲直りしますように』などと子供の字で書いてあると何だか胸が詰まるのぅ。

または、『TOEICで700点以上とれますように』なんつーのは、こんなスーパーの短冊に書いてる暇があったら単語の一つでも覚える方がよかろうよ、などと思うし、サラリーマン風の男性が何やら書いていたという目撃情報があったが見るのが怖くて確かめていない。私が確かめる必要もないけど^^;

 

私も子供が小さい時は『かねもちになれますように』(大人が書いたとばれると叶わなそうなので、子供が書いたふうに見せかけた・・誰にだよ^^;)などと書いていたもんですが、虚しくなってもうやめました。

しかし毎年、人間の願望や欲をぶら下げて重そうだなあ。。しなっているのはそのせいか。

 

 

*ケイスケさんが、トラバして下さったですb

『名古屋 絵馬と短冊は面白い』

http://sakak.hatenablog.com/entry/2014/07/18/190629

ケイスケさんのコメにも書いたけど、怪談フィルターでいたりするから、私、オドロオドロシイ絵馬なんかに目がいってしまうのかも知れません(笑)

・・と、ケイスケさんが載せていた名古屋での、笑えるものやじーん・・とくる絵馬の数々の写真を拝見して思いました(笑)

 

 

●ベネッセの個人情報流出事件で思い出したが、あ、でもこの話は42回ぐらい書いたけど(そんなに書いてない)近所の人が住宅展示場のアンケートに、『田中ぽん太(何て書いたか忘れたが、とにかくそんな変な名前)』と偽名を書いた。

後日、全く関係ないところからDMが届き、宛先が『田中ぽん太様』になっていたらしい。

どこでもあるんですな。

どこかで名前を書いたらどこにでも漏れると思わなきゃねぇ。

 

●昨日、いい加減雪崩を起こしそうだった本棚をやっと片付けた。

で、怪談本は取っておいても何だし怖いし(じゃあ何故買った^^;)ということで、古本屋に売ることにした。

計40冊。

一冊10円だとして400円になる、はず!

いや喜んでいる場合じゃなく。元の金額を考えるにおとろしい。

 

しかし今まであの古本屋で何冊怪談本を売ったことか。。

50冊は超えていると思う。

んで、今回もコレ売ったら、あの狭い店は怪談本だらけになるであろうよ。

あの店に『怪談本フェアー』のコーナーをつくるのが夢(意味わからん 笑)

 

●新着を何気なく見ていたら、『ブログというものが分からなくなりました』っつー記事があった。

どうやらある人のはてなブログの内容がのっぴきならんもので、心配して読み続けていたら全てウソ。相手もはてなでブログを書いていて共犯。単なる釣りブログで、商品紹介ブログであったと。

あふゅる・・あひゅり・・あふぇり・・えいとっつーんですか。

あんまりよく読んでないんだけどそんなような内容であった。

最後に、な~んちゃって!ときたものに、何だそれは!と、怒るか、なんだよぉもぅ~^^;と面白がるか。

てか、ちらっとその釣りブログの方も読んだけど全然面白くなかった^^;

出会い系ブログ?って最初から興味ないしな~。

何よりまず、誰か知らんモデルの写真が出てきた時点でもう読みたくない。

それに。。

ブログというものが分からなくなりました、と、そんなくだらんブログで分からなくなってるより、自分のスタンスで書いとればいいんじゃないのか、と思う。

貰った記憶。  トラバあり。

 

遂に『集団的参戦権』が導入されましたね。あれ、そんな名前じゃなかったっけ。

この怒りがいかづちとなってあの方の頭の上に落ちてくれないだろうか。

そんなワケでここ数日は新聞を開くたびにむしゃくしゃして、しかしどうすることも出来ずにただひたすら仕事でパンを焼く日々であった。

 

さてしかし。

そんな面白くない気分ながらもこの間買った怪談本がこれまた面白かった。

やる気のないオヤジのいる古本屋で108円。

期待していなかったから余計。

ただ、何故だかこの手の本って誤字脱字が多い。なんでかね。

ちゃんと校正しといてくれよ、と思う。

例えば、それまで『斉藤さん』がどうたら・・と書いていたのに急に

『斉藤』は・・と呼び捨てになっている。何で急にフランクに。

または、『東京』が『右京』に。

または、Kさんとの仮名がいつのまにかSさんになっていてもう誰の話だ。

せっかく怖さを満喫しようとしているのにそんなことでちょいちょい突っかかるのだ^^;

 

でも内容自体は面白かった。

特に『ゴソウ君』と言うタイトルの話。

ちょっと長くなりそうなんですが、こんな内容である。

 

体験者の『スガ君』が兵庫県に住んでいた小六の頃、夏休みも間近という時期に転校生が来た。

五艙(ごそう)という名前の男子である。(これは本名だと思う)

お笑いが好きなスガ君は、面白い彼とたちまち仲がよくなった。

漫才コンビのようにいつも二人でギャグのネタを考えてはクラスの皆の前で披露していた。

特にウケたのが、へんな格好をして『タ~二~シ~』と叫ぶギャグである。(もみじまんじゅう~みたいなもん?^^;)

当時は川でタニシ捕りをするのが主な遊びだったのだ。

 

学校が終わっても二人はよくお互いの家で遊んだ。

ゴソウ君の家は大牟田公園の川沿いに建つ一軒家。

夏休みに入っても一緒にマンガを読んだり宿題をしたり、彼のお母さんが出してくれたおやつを食べたりして過ごした。

 

そろそろ新学期が始まるという頃。

スガ君は高熱を出して入院をした。

無事に退院はしたものの、しばらく安静にしなければならないのでまだ学校には行けない。

クラスの皆にもゴソウ君にも会えないのが残念だったが、一番気がかりだったのは、夏休み中にゴソウ君から借りていたマンガ本である。

新学期に入ったら返して、と言われていたのだ。

まだ2、3日は休みなさい、と言う母に

『だってゴソウ君に借りたマンガ本を返さなあかん。』と言うと

 

『ゴソウ君て、誰?』

・・と聞き返された。

 

『何で知らんの?夏休み前に転校してきた友達やん!何回かうちにも来てんで。ホラ、大牟田公園の横の、川沿いの家に引っ越して来た五艙君やん!』

『そこって、そら坂本さんのお宅ちゃうの?』

 

あ・・・、と思った。

坂本さんは幼馴染の女の子で、小さい頃はよく母と家に遊びに行っていた。

そして・・家は・・そうだ・・川沿いのアノ家だ・・。

今までそのことに気が付かなかったのも不思議だった。

でも。

確かにあの家はゴソウ君の家だったのに?

そこで彼のお母さんが出してくれたスイカの味まで覚えているのに。。?

 

 

やっと明日学校に行けることになった前夜、家中を探したがゴソウ君に借りていたマンガ本がどうしても見つからなかった。

そして、学校にはゴソウ君もゴソウ君の席もなかった。

皆に聞いたが、そんな子知らない、と言う。

先生にも訪ねたが、転校生なぞ来ていない、と言う。

あの、タ~二~シ~と言う一発ネタもスガ君が一人でやっていた、と。

帰りに慌ててゴソウ君の家に行ってみたが、そこには『坂本』と表札がかかっていた。

 

もう何が何だか訳が分からなくなった。

ゴソウ君がどこにもいない。。誰も知らない。。

もしかしたら・・高熱で入院中に見た夢や幻と現実を混同しているんだろうか・・。

それにしては随分長く、また現実身を伴った記憶でどうにも腑に落ちなかったが、ゴソウ君は夢の中の友達だったと自分を納得させるしかなかった。

 

 

十二年後。

スガ君は社会人になっていた。

仕事中に鳴った携帯に出られず、後で着信履歴を見ると見知らぬ番号だった。

留守録に伝言が入っている。

再生すると、男性の明るい声が言った。

『お久しぶり~。スガちゃんですか?ゴソウです。

元気にしてた?また電話するわな~』

五艙という苗字はそうそうあるものではなく、またスガちゃん、と自分を呼ぶのも当時の彼だけだ。

慌ててその電話番号にかけてみた。

 

この番号は現在使われていません、というメッセージが流れた。

 

五艙君から電話がかかってきたのはそれ一回きりだそうである。

 

 

・・・という話。長っ^^;

こんなに長くあらすじ書いてどうする、とも思いましたが書いてしまいました^^;

 

私はこんな訳分からん話が好きなのだ。

 

確かに経験したのに誰も知らない、そんなことはなかったと言う。

じゃあアレは何だったのだ。夢か幻だったのだと自分に言い聞かせても何か心の深いところが否定する。

いや絶対そうだった。だってこんなにハッキリ気憶が残ってるじゃないか、と。

そのどうしようもないもどかしさ。

 

本当は、もう一つの世界が確かに存在していて、そこにもう一人の自分がいる。

その重なり合った時空の歪みに、何かの拍子にヒョンと入り込んでしまい、気憶を貰ってきてしまうんじゃないか。

 

そんな風に考えることが大好きである。

 

 

そういえば。。

この話の舞台と同じ兵庫県の、あの議員ももしかしたら同じ体験をしているんじゃないだろうか。。

こちらはマンガ本ではなく領収書。

『確かに出張行ったんでちゅよー!!。・゜・(´Д‘#)・゜』と。

でちゅよ~とは言ってないか。

 

まあ、本当に行って真面目に仕事をしてきたのかどうかは本人のみぞ知ることである。

ただし。

 

こっちの話は全然面白くない。

 

 

 

*きなこさんがトラバして下さったですb

『子供の頃、夏といえば怪談だった。』

http://next-kinako.hatenablog.jp/entry/2014/07/05/214805

まさに、タイトルにあるように子供の頃、夏と言えばこぞってどのテレビも(大げさ?^^;)怪談、であった。

私の怪談好きはその頃から培われたと言ってしまいますよ。

きなこさんも書かれているように、グロいホラーではなく、障子にうっすらと長い髪の女の影が見える、というような『怪談』が好き。

そして、私にとって『怪談』は、小さい頃、テレビの前で指の間からこわごわと観ていたことや、友人たちときゃあきゃあ言いながら覗き込んでいた『恐怖の心霊写真集』や、この道の先はきっと異次元に通じているんだ・・と一人で妄想していたこと、そんなことをひっくるめての、『怪談』なのだ。

 

きなこさんのブログからの引用。

日常と非日常を分けるもの、あるいは、異形のものが巧みに混ぜ込まれた曖昧さに惹かれる。

そうともよ!そう友よ!(きなこさんのパクリ)

・・・と思いました。

哀愁のヨッパライ。

実は先日からコレを書いていたのだが、書いてる途中で空がゴロゴロと鳴りはじめ、いきなりガラガラドッシャーン!!と家の近くにカミナリが落ちた。(たぶん)

びっくらこいて思わず、

キャー!!(ノ≧⊿≦)ノ

・・と叫んでしまった。

あれ・・。

私、まだ『キャー!!』なんつー声が出るんじゃん!(●´ω`●)ゞ

なんだ、私もまだ乙女の端くれぢゃないか。(ΦωΦ)ふふふ・・と思っていたら、

おいっ!!気をたしかに持て!と再び凄い剣幕でカミナリに怒られたので慌ててPCを閉じた。

 

『気をたしかに』と言えば、どこかの学校の教室に

『今月の目標  気をたしかに』

・・と書かれた紙が貼ってある写真を見て笑ってしまった。

そんな学校に行きたかった~(笑)

 

さて。

先日の夜、どうしても足りないものがあったので近くのスーパーに行った。

そこでは娘が清掃&値引き処理のバイトをしている。

 

遠目で、白い作業着に白い長靴を履いた娘がチラリと見えた。

チラリと見えた、と言うのは娘の周りに人だかりが出来ていたからである。

丁度、惣菜や弁当に値引きシールを貼る時間だった。

全員70才過ぎぐらいのおじさん達がぐるりと取り囲み、娘に段々にじり寄っている。

近っ! プッ(* ̄m ̄)

 

(おじさんにモテモテじゃん)そう思ったら何だか可笑しくなってしまった。

 

んで、皆、どこかほろ酔い加減。

晩酌の途中でつまみがなくなり、買いに来たんだろうか。

少々ふらつきながらも黙して、カルタ取りの如く、じーっっと目当ての惣菜にシールが貼られるのを待ち構えている。

しかし、いつも何人かは、まだシールの貼られていない惣菜パックを黙って娘に差し出す、と言う。

『せめて、これにも貼ってくれとか言えばいいのにさ、何も言わずに目の前に突きつけるんだよー』

 

 

そんなおじさん達がこんな夜遅くに惣菜を買いに来る、という生活環境。。

ちょっと酒のつまみを買ってくるよ~と、同じく年老いた妻に言い残し、散歩がてら買いに来た人もいるだろうけど。

ちょいくたびれた身なりや様子から何となく、妻に先立たれて一人で暮らしている、という人が多いんじゃないかと思った。分からんけど。

 

妻がいた頃は、何も言わずとも茶碗を差し出せばご飯のおかわりが、

おい、そろそろ、と言えば酒とつまみが出てくる。

そんな生活をしていたお父さん達。

だから。

妻に先立たれた当時は、何をどうしたらよいかわからなかった。

自分の箸の場所さえ知らなかった。

しかし、この頃やっと家事が何とかサマになってきた、と自分で思う。

 

とっくに定年退職したので会社帰りに一杯、ということもなくなり、近所に飲み友達もいないので、晩酌はいつも一人でやる。

 たまにはちょっと手の込んだつまみも食べたいな・・。

そうだ、あのスーパー、そろそろ値引きの時間じゃないか。

酒ももう無くなってきたしな・・。

・・よし、行ってくるか。

 

道すがら、ちょっとふらつく足取りで苦笑する。

値引きの時間が分かるようになったなんて、俺の主夫業もちょっとは進歩したもんだ、と。

 

 

でも。

何十年と夫婦生活をしてきた中での習慣は変わらない。

やってもらえることは当然とばかりに、慣れてしまっている。

だから。

茶碗を黙って差し出していたように、値引きバックも黙って差し出すのだ。

 

・・・・というのは考え過ぎか^^;>

 

 

値引きシールには、おばさんたちも取り囲む。

でも娘が言うには、おじさんたちのじんわりとした無言の圧力を、謂わば『静』とするなら、おばさんたちは全く『動』なのだと。

『おねえさんコレ安くなる!?』と、惣菜パック片手に勢い込んで聞きに来る。

シールが貼られるや否や、皆争うように凄い勢いでカゴに入れる。

そこには、おじさんたちが醸し出すような哀愁みたいなのは全く無い。

ふぅ~、今日も安く買えたわ~!という、してやったりな満足感^^;

 

 

父が死んでまもなくの頃。

夜になると母はよく、小さなベランダに出てコップ一杯のビールを飲んでいた。

空にはポカンとした満月。

『ああ、お父さんと一緒に見たかったなぁ・・って思ったら何だか泣けてきちゃってさ。』

電話口でそう言っていた母ではあったが、一年も経たないうちに

『あのさ、セブンイレブンの惣菜が美味しいのよ~!友達とカラオケの帰りによく買って家で食べるんだけど、あんたも一回食べてみなっ!』

などと言う。

普段は二人前のご飯を炊いて、朝と夜に食べる。

おかずにうるさかった父もいないので、朝は手軽にお新香と納豆、味噌汁ですます。

昼は遊びに行って、夜はコンビニで何か買って帰る。

そんな生活。

 

不自由な足を引きずってまで惣菜を買いに行っているみたいだが、そこに哀愁は無い。

無い、ということがいつまで続くのか分からんけど。

 

たまに

『寂しくないの?』

・・と聞くと

『全然寂しくないよ。もう慣れたよ。』

と言う。

『一緒に暮らす?』と言うと

『やだ。』

と即答。

・・・やだっ、ってアンタ^^;

 

私の夫に気兼ねしているのかも知れんけど、わがままで短気な夫(父)がいなくなった自由を、満喫しているのだろう、と思う。

 

 

これがもし、母ではなく父だったら。。

何だか目に浮かぶようである。

 

野球中継を観ながらビールを一本空ける。

おい!何かつまみないか?

台所に向かってそう言おうとして、気が付く。

そっか。

あいつ、もういないんだった。

しょうがない。何か買ってくるか。

たまには酢の物でも食いたいなぁ・・。

そういえば、タコとわかめの酢の物、あいつ、よく作ってたっけ。

 

そうやって千円札をクシャっとズボンのポケットに突っ込み、ふらふらと家を出る。

 

ああ、今夜は満月か。。

 

 

 

 

 きっと父もそんな風にスーパーに来ていたんだろうな。

 

そう思うと、哀愁のヨッパライたちが誰も彼も父に見えてきて、どこか愛しく思える。

 

 

 

つーことで。


カルロス・サンタナ 哀愁のヨーロッパ - YouTube

あ・・別に、聴かずともいいんです。貼り付けてみたかっただけです(笑)

土壌がなければ崩れるのだ。

●セクハラ・ヤジ・オヤジが自首するとは思えんし、もし自首するとしたら明日にでも名前が公表されるという時になってから潔いフリをして『私でした』と言うパターンだろうと思う。

●今回のそんな卑劣な奴が誰なのかを特定出来なかったとしても、バレるわけがないだろうと高を括っているような緩い状態にさせることが一番の問題で、もしかしたらバレるかも、とビクビクするようなところまで心理的に追い込めるような、声紋判断の高度な技術(高度な技術ってどんなのかわからんけど)が必要だよ。

●てか、傍聴席側の映像って無いのか? 

 

●セクハラオヤジの野次は卑劣だけど、昔、『さて、次はトイレタイムです。(CMのこと)』と言ってしまい、番組を解雇された司会のおじさんは何か笑える。

いや、ご本人にとっては未だに人生の汚点として残っている(というようなことを後年にテレビで言ってた)し、その後はどこの番組でも干されたという。

スポンサーのCMをトイレタイムだと言っちゃったんだからそりゃ怒られるでしょうし、なんでソレ言っちゃったの??と思うけど、それは視聴者も思っていることだから代弁してくれた感じではある。

 

●言葉は怖い。

ましてや、ブログのコメントは書き間違えたら消せるだけに、そう書き残した、ということはコメントした本人の確かな意志で持ってそう書いたっつーことである。

●議論好きな人のブログに書く反対意見なら大いにやってもらって結構だけど、そうではない、または、反論コメントは遠慮してくださいとまで書かれているブログに、わざわざ反論コメントを書くのは明らかな悪意だと思う。意識的か無意識的どちらにしても。

●ブログ主がそう書かれたらどう思うかを全く考えずに自分の意見や知識を押し付ける。

いや、自分はこう思う、と。それはこうなのだ、と。

●そんな人は、そうやって今までの人生を生きてきたんだろうな、と思う。

自分はサッパリとした、気風のよい、面倒見の良い人間だと思っている。

何言ってるのよ、赤に決まってるじゃない!と、悩んでいる人の肩をバンッ!と叩くっちゅーような。

あ、赤って例えですが。

相手のことを自分は100%分かっているつもりなのだ。

私はちゃんとアナタのことわかっているんだからね、というのが口癖だ。知らんけど。

一見頼もしく思えて、実は全く相手の心の細やかな部分に寄り添うこともせず、自分の尺度で相手に自分の考えを押し付けているのだ。

 

●何も単に反対意見がどう、と言うわけじゃなく。

私は例えブログ友に、いや~でもこれはこうなんじゃないか?などと書かれても、そうか~う~む・・なんて感じである。多分。

●矛盾しているかも知れんけど、普段から、コトバの裏に自分のことをブログを通して分かってくれている、同時に相手のことも分かっている(つもり)という関係が根底にあるから。 100%は分からずとも。

いや反対に、分からないところの方が多いと思う、と思っていることが大事なのだ。

●だから、普段から懇意にしていない人がいきなり現れて、こうだああだ、と反論されるというのは、開いた玄関からズカズカと土足で上がってきて、アンタの部屋のセンスはおかしい、などと言われるようなもんなのだ。

まず、アンタ誰?っちゅーことである。

 

●自分の発した言葉は、そんなつもりがなくとも、いつどこで誰を傷つけているか分からない。

例え親しい間柄とて。

私もいっぱいある^^;

はてな内で言えば。。

ある方が本のことを書かれていて、私はコメントで、ある本を薦めた。

その人は、文庫本では出てないので、出たら読みます、というようなリコメをされた。

しかし私は、文庫本でなくとも面白いからぜひ!・・みたいなことを書いてしまった。

後に、その人は自身のブログで、手に力が入らないので重いものが持てないのだと書かれていた。

それは、私がそんなコメントを書いた日からずいぶん経って、そして、本のことなんぞ一つも書いてないブログで、であった。

 

ショックだった。

 

無理矢理重たい本を薦めた私のコメントを読んで、彼女はどう思ったろう。

そして。

その時に、リコメではそれを書かなかった彼女の優しさを想った。

いや、そんな重い本は持てないんです、などと書いたら、どう思うか。。

きっと、しまった、と悪がるだろう、というところまで考えて書かなかったんじゃないか、と思う^^;

 

実際はどうであれ、そう思いあえる?彼女との関係を、私は好ましく思う。

それは普段からブログを行き来して、コメントしあい、ああ、この人はこういうことが好きなんだな、こういうことが嫌いなんだな、ということが分かってきて徐々に培われた土台なのだ。

今のブログ友は、そうやって培ってきたつもりである。

 

だから、その人自身のこと、考えが書いていないブログは、培いようがないっちゅーか、その人のことを解り得ない。

 

 

 

・・・と、私、今までそれが心残りで、やっと書けました^^;

ごめんなさい。

 

 

 

 

 

●今回、心無いコメントに、そのブログ友が傷つけられた。

心無いコメントをした人と友人は(私とも、だけど)何も土壌がない。

(そもそも、多分土壌はつくれなかったと思う。)

だが、突然やってきて反論された。

相手との土壌がしっかりしていれば、雨だろうと槍だろうとびくともしない。

てか、もとから雨や槍なんて降らさないけど。

 

 

私は、遅筆で、ブログも精々一週間に一個書いたり書かなかったり、なので、この場に踏みとどまるけれど、でもコメント設定をはずさせて頂いた。

 

 

もうここを読んでないでしょうとは思うけれど、コメント欄が無かったら(いや、コメント拒否がどんな状態になっているのか分からんけど)アナタのことであるよ。申し訳ないが。

最近のあれこれ。

●ここんところ、ずっと『折原一』の本を読んでいた。

樹海の中の山荘で殺人が行われて・・ん?あれ?読んだか??と思ったら彼の『樹海シリーズ』の完結本であった。

氏、得意の?本の表と裏、どっちからでも読めるっちゅー仕掛け本である。

表をあるところまで読んで真ん中でいったん終わり、それから本をひっくり返してまた最初から(違う人の視点での話)真ん中まで読む。

で、最後に真ん中の袋とじを破って読む。

つまりその袋とじ部分が2つの話の合流地点で尚且つ話のオチになっとるわけですな。

いや~袋とじ破ったらエロい写真が出てきたらどうしようと思ったけど。

ウソです^^;しかも図書館で借りたので最初から破ってありましたし。

 

折原ワールドに嵌まっていたのはいつだったか忘れちゃったけど、星新一は中学の時だ。きなこさんも書かれていたけど。

でも全部、話を忘れちゃってるなぁ~。

SFのようで何だか現実にも起こりそうな星新一ワールドに引きこまれるあまり、自分でもショートショートを書いていた(笑)

 

えと・・。 (えと・・って恥ずかしげもなく書く気か)

あるカップル(だったかな)がお腹を空かせて街を彷徨い、美味しそうな匂いのする家に辿り着くのだが家に入った途端に身体が動けなくなってしまい、食べ物が目の前にあるのに餓死してしまうっちゅー話であるよ。

もうお気づきかと思いますが、実はそのカップルはゴキであり、その家はゴキブリホイホイだったっつーオチである。

( ゚ω゚):;*.’:;ブッ ww

勉強もせんで、そんなくだらん^^;話ばかりノートに書きつけていたという、あぁ、私の中学時代を返しとくれ。

返しとくれ、って好きで書いてたんだが。

しかも、『ゴキブリホイホイ』ってあんた、もろ商品名書いててどうする。

 

 

●この間、友人に誘われてテレビ番組の公開録画を観に行った。

テレビ番組を生で観るのは、高校の時にカックラキン大放送を観に行った以来である(笑)

んで、その番組も全く興味が無かったのだけど家から近い(と言っても車で)スタジオだし、仕事の帰りにちょいと寄る感じであったので同行させてもらったのだ。

友人は誰かの伝手で、番組(お笑いが多いらしい)を観に行って千円ぐらい貰う

っちゅーバイトをしている。

世の中にゃ~そんなバイトがあるんだねぇ~。

で。

最初に指示が出される。

客席は飲食禁止です。

勝手に席を立ってはいけません。

それぞれ当たり前のことなのだが、それを聞いて息苦しくなってしまった^^;

 

3時間ぐらいのことなのだがずっとその席に座っていなけりゃならんのだ。

その番組はお笑いではないので、シーンとなったりするかもしれん。

咳き込んじゃったらどうしよう(;;;゜ω゜;;A)

何かの拍子にオナラが出ちゃってマイクに拾われたらどうしよう(;;;゜ω゜;;A)

しかし、始まってしまった。

 

狭い客席のところどころに何本かマイクが立っているので、そのマイクに入るようになるべく笑い声や感心する声を発して下さいと言われていた。

で。 

長々とビデオを観せられてその後、ゲストらが感想を言ったりクイズに答えたりするのだが・・。

そのビデオ。

長い割に全くもって面白くないのだ^^;

後ろの席のおばちゃん達は(私もおばちゃんだがもっとおばちゃん^^;)

ちょっとしたことで『あらぁ~!』だとか『まぁ~!美味しそう!!』だのと大きな声で感心したり笑ったりしている。

プロだ。 プロのザ・サクラである。

 

なので、私もせっかく友人が誘ってくれた故、頑張って

『へぇ~!』だとか『えぇ~!?』だとか、恥ずかしながらちょっと声を出した。

付き添い人?は5百円貰えるのだ。

5百円分は働かねばなるまい。 今夜の貴重な食費であるよ。

 

そうして長い時間が過ぎ、滞りなく番組も終わった。

 

 帰り道、友人が言った。

『もう眠くってさ~、でも眠るわけにいかないから必死に腕つねってたよ~』

・・・・。

何じゃその緊張感の無さは!^^;

さすがザ・常連であることよ。

 

次に誘われたらどうするかは考え中である^^;

 

面白くないと書いてしまったので番組名は言えませんが、放送はもうすぐである。

観客がおばちゃんだらけで、一際ひきつった笑顔のおばちゃんがいたらそれは私、である。

ほぼ、怒ってるブログ^^;

●観ている人にしか分からんであろうドラマの感想で、細かいことについて(こんな言い方で失礼^^;)もっと早くこうすればよかったのに!などとちょっと怒り混じりで書かれているのを拝見すると、自分は全く知らないことでありながら、何か面白い。

その内容がどう、と言うより、それを書いた人に好感を持ってしまう(笑)

んで、自分は観てないのに、ホントにねぇ・・最初にその手紙見せとけば一気に解決してたのにねぇ!!なんて、思う。

全くあらすじ、知らないのに(笑)

 

●家の前の通りは夜になると薄暗い。冬なぞ真っ暗である。

前に誰かが、電灯をもっと付けるか明るくしてくださいと言ったらしいが、断られた。

その道の両側が野菜畑になっているのだが、夜はちゃんと暗くしないと『野菜が眠れない』から、だそうだ。

寝る子は育つ。寝る野菜も育つのだ。

でも、あまりにも物騒な暗さなので、事件でも起こって永遠に寝てしまう人が出てきたらどうするのだ、とも思う。

 

●通りすがりの小学4年ぐらいの女の子が『もしさ、今好きな男子が同窓会で会った時にあられもなく禿げてたらどうする?』ともう一人に聞いていた。 あられもなく・・。

 

●家では普段、家の中のゴミ箱に、市販されている透明の45リットルゴミ袋に入れていて、ゴミ回収の日に市の指定の袋にソレをそのまま入れて出すのだが、なぜ指定の袋は40リットルなのだ。入らんじゃないか。5リットル分。

最初はたっぷり入りますよぉ~とばかり45リットルに詰め込んでいざフタを開けてみたら入らない。

旦那、3千円ポッキリですぜ、と言われて入ったら5千円とられた、みたいな裏切られ感。(例えがおかしい)

一枚80円もするので何とか一枚ですませようとギュゥ~と詰め込むとパンッと破けてたりして。( ゜曲゜)キィィ

まぁ、分かってるならもっとゴミを減らす努力したら?と言われれば、パァの音も、いや、グゥの音も出ませんが。

 

●最後までこれは一体何のCMなのか分からんCMって何か腹立たしい(笑)

分からないだろうことを企業側も分かっていて、敢えて、これは何のCMなの?と視聴者の気を引こうとしているんじゃないかと思うものは特に腹立たしい(笑)

 

●CMついでで書きますと、前は夜中にしかやっていなかった消費者金融のCMが今では銀行と肩を組んだために昼間堂々と流れている。

爽やかじゃない理由で借りるのに爽やかさを前面に出しているところが嘘っぽくて嫌い。

 

消費者金融のCMに限らず、ハイッ出しました!確かに出しましたよ!とばかりに最後の1秒ぐらいでアリのような字がびっしり書かれた注意書きみたいなのを出されるが、アレ、一瞬でしっかり最後まで読める人いるのかよ、と思う。

 

●栃木の小1殺害事件で、事件が起きるずいぶん前から小学校近辺や犯行現場でちょいちょい犯人の車が目撃されていた、という。

いつもあの車いるよね~・・というより、怪しいよね、とは思わなかったんだろうか・・。

必死に捜査をしていた警察の方たちも大変だとは思うけど、

何故もっと早くマークしていなかったのか。何故8年もかかったの?・・と思う。

もうどうやっても亡くなった子は帰ってこないのだけど。

 

●それにしても殺人罪に時効が無くなって良かったと思う。

よく逃げ切れました、って、テレビの『逃走中』じゃないんだからさ。

 

 

●突然のっぴきならんことですが、夫の仕事仲間が警察に捕まった。

婦女暴行容疑で。

いや、真犯人は捕まって彼は冤罪であったのだけど^^;

なんと

その日、彼は車を犯行現場にほど近いところに停めていて(仕事で)目撃されていた車種、色、ナンバー4ケタが全く同じだったのだ。

すごい偶然である。

取り調べはかなりのもんだったらしい。

途中で、(俺、本当はやっちまったのかな)と思ったのだと言う(笑) 

いや、笑い事じゃないんだけどさ^^;