その後。
今年に入ってやけに降水量の多い長女が、この間、付き合っていた遠距離の彼と別れた。とうとう。
きなこさんがコメントに『相手に嫌われるより、好きになれないほうがずっとしんどい』と書かれていたとおり・・
やはりしんどかったらしい。
しんどい中でいろいろ想う。
別れてしまったらお互い遠距離だし、もう一生会えないかもしれない。
会えない?会えないって何だ??
会いたくないから別れるんじゃないのか??
会いたいのか会いたくないのか、まだ何処かで好きなのか。。
でもこれで我慢してまた会ったら同じことの繰り返しだ。
そんなことがぐるぐる回っていたみたいだ。
遠距離だからこそ、というのもあるだろう。 悩んで悩んで。
何でみんな簡単に付き合ったり別れたり出来るんだろう・・と泣きながら訴えられたが・・
いやいや^^;そう言われたとて・・それにそんな人ばっかじゃないだろよ。
あっさりしているようでただ言わないだけかも知れんよ・・。
で。
娘は彼と電話で普通に世間話をしていた途中で突如覚悟を決めて、唐突なんだけど・・実は・・と切り出した。
しかし彼も、もう察していたのだろう。
ああ。やっぱりそうか・・と言ったらしい。
ごめんね、のあとは言葉がでなくて嗚咽^^;
そうなんだよな。 ごめんね・・って言っちゃうんだよな^^;
ごめんね、なんて一番言ってほしくないだろうよ。
泣きたいのは向こうなんだろうにね。
『今はどうにか平常心を保ってるから大丈夫だよ。』と力なく彼は言った。
いつか。いつか東京に○○(娘)のライブを観に行くから。と。(娘はミュージシャンを目指して今バンド活動をしている 笑) 笑うこたねぇか。
その夜は泣いて泣いて、翌日、目を腫らして学校に行った。
今は、でも。 どこかさっぱりした顔をしている。
多分、心の重荷を降ろせたからだと思う。
学校は男子の方が多いのだが、恋愛対象には見えないし見たくないと言う。
それより、もっともっと音楽の勉強がしたいのだと。
だから、だったら遠距離の彼とも、もう友達でいいんじゃね?・・と思う。
男友達になれそうみたいだし。
時間はかかっても。
ええと・・^^;
あんまり娘の恋愛がどーのこーのと書くのもべったり母子みたいで気持ち悪いでしょうから(笑)もう書くのやめようと思ったが、、。
なんか。。
変な話、自分の子供なんだが、何か他人の少女の小さな恋を傍から眺めている感じで。
多分、自分と思い合わせているんだと思う。
娘の話をふむふむ。へぇ~。ほぉ~。はぁ~ん・・などと親身な?フリして聞きながら実は自分はどうだったろうか・・などと考えていた。
私は。
もっとずっとズルい女であった。
もう嫌いだ・・とまではっきり思っていたのに言い出せなかった。
毎日寝るときに布団の中で、明日言おう、明日こそ言おう。。
そう決心しながらいざ相手の顔を見ると言い出せなかった。
別れましょう、という勇気よりずるずる我慢する方をとっていた。
会えば笑ったりなんかして、でも家に帰ると悶々として別れたいと思う。
別れましょう、なんて言う自分を想像すると、実に残酷なやつに思えて、言えない。
それでいて心はどんどん急降下だ。
・・って、そっちの方がよっぽど残酷である。
もしかしたら付き合っている彼がイル、というくだらんブランドみたいなものを手放せなかったからかも知れない。
やっと言い出せたのは、他に好きな男子が現れた時だ。
ごめん・・他に好きな人ができたから、と。
それは、アナタのことは嫌いじゃないけどもっと好きな人ができちゃったからしょうがない・・という免罪符を自分に与えていたんだろう。だから言えたのだろう。
あーやだやだ^^;
娘は。
もう好きになりたくない。 彼なんていらない。恋なんてもうしない、と。
いやいや^^;
またきっと誰かを好きになるよ。 んで、また悩むんだろうて。
そんなことが羨ましいと思う反面、もう恋だの何だのはどうでもいいわ^^;と思う。
むしろ一人でいたいと思う。
そして、一方で・・
付き合うとか付き合わんとか言う前だったり、憎からずとは思っていたがはっきり自分が好きだなんて気がつく前の・・
あの友達以上恋人未満の(ベタで古いな、この言い方^^;)くったくない男女関係を繰り広げていた頃が妙に懐かしくなる。
まめさんも書かれていたが、大人になった同級生男子は皆、妙に優しくなってしまった。
何処かに出かけてもちゃんと送ってくれたり、じゃあね、というところまで見届けてくれたり。
それは、いいことなんだけど。
やはりどこか寂しくもあるかなぁ・・。
と、そんなことを思う。
全く関係ないけど、槇村氏の♪もう恋なんて~しないなんて~言わないよぜったい~♪
と歌うのを始めて聞いた日にゃー、もう恋なんてしないってことか・・あれ?・・・しないなんて・・言わない・・ってか!逆か!
またしようという意気込みの歌か!
・・・と、理解するまで随分かかったんであった。そういえば。
*どこのこさんが言及してくださったです
『最後の恋』
http://doconoko.hateblo.jp/entry/2013/06/26/172710
これが最後の恋だと言いながら、思いながら、それでも何度でも恋をし、その度またそう思ってしまう。
実際に、どこで、どの人が最後なんて死ぬまで分からんことだ。
ただ。
ただ、私はそうやって傷つきながら真剣に恋に向かっている人を愛しい、と。
そう思う。
*けいすけさんにトラバ返し!
http://sakak.hatenablog.com/entry/2013/06/26/230216
けいすけさんのブログのコメントには書きませんでしたが・・。
けいすけさんのお若い頃(いや、今も充分・・ 笑)のことは存じ上げませんが、でも書かれているブログから垣間見える『人となり』から勝手に思うに、若い時にどんなに失敗した恋愛でも、そして軸がブレていた(と書かれてましたが)としても、ご自分で書かれているほどじゃなかったんジャマイカ(しまった、どこのこさんがうつった 笑)・・と、そう思いますですよ。 それはそれで魅力的な男子だったんじゃないかと。 ええと・・ほんとにそう思いますよ。 えぇ。