海苔と弁当箱。 更にトラバ&追記アリ
きなこさんの記事にもそうだけど最近しつこすぎてストーカーなんじゃないかとそろそろ思われても致し方あるまいて(あるまいかっ!^^;)と思うのだが、今回もまた、まめさんの記事を拝見して私も書きたくなってしまった次第であります。
『ゆるされざる者』
http://nine-billion.hatenablog.com/entry/2013/09/05/091006
まめさんは中華丼にうずらの卵がないと許せんと書かれている。
おう!私もそうよ!!・・とPCの前で握りこぶしを高く上げた。上げてないけど。
あの、全体がとろみ仲間と化した食材の中に於いて、うずらの卵はやはり別格だと思う。
きくらげはどうでも良い(きくらげ、すまん。)
最初に食べるのはあのうずらの卵だからして。
そこから中華丼を食べる、という動作が始まるのだ。
まぁ。
ど~でもいいとは思いますがね^^;>
そうは思っても、ちょいとアンタ聞いとくれ!私はねぇー!・・と、強調して書きたくなるのが食の好みっつーもんなのですな。
んで、のり弁の話である。
世の中にはいろんな人がいるからな。きっとこののり弁に「刻み海苔なんてのり弁じゃない!許せない」と怒る人もいるんだろうな。
・・・と、まめさんは書かれている。
えぇ、ソレ、私です(笑)
いや、のり弁ならぬのり弁丼はむしろ刻み海苔で結構であると思う。
しかも、写真のソレは驚いたことにのり弁丼と謳いながら全然海苔が主役ではないではないかっ!
主役はシャケですな!それ!
(で、何故にのり弁て必ずシャケが乗ってるのか)
私が思うに、のり弁食べよ~という時は何も海苔が食べたい訳でもないと思う。
大概にしてのり弁は他の○○弁当という名のそれよりずっと安いのだ。
さぁ!食うぞ~!と言うような気負いもない。
安くて気安いのだ。
だからそんなに具には期待しているわけじゃないと思う。
だがしかし。
まめさんの社食ののり弁丼は、丼と構えている。
シャケが。
んで、主役と謳われている肝心の海苔は潔く刻まれ、下から彼をそっと支えているではないか。
もしそれが一枚海苔であったなら、うまく切れなかったり終いにくちゃくちゃなったりして時間を取られ、貴重な昼休みがあっという間に過ぎてしまうことであろうよ。
そうでなくとも仕事でイライラして海苔でもイライラしたくないでしょうよ。知らないけど^^;
でもって。
その刻み海苔は、シャケを持ち上げつつ(他の具もあるけど)自分は主役なハズなのに控えめだ。
愛いやつですな。
私はのり弁が好きである。
安いというのもあるが、値段抜きにしても好きである。
どうかすると幕の内弁当などより。
で、私の好みは海苔の一枚モノである。
下にはかつおぶし。
しょうゆが染みているとは言えど、なかなか箸で思惑通りには切れない。
どうかするとくちゃっと、まだ残しておきたい部分まで引き寄せてしまう。
あ~あ・・と残念に思いながら再び箸でご飯の上に広げ直す(笑)
それがいいのだb
終いにはどうしても海苔無きご飯のみが残る。
でも海苔の名残としょうゆの味が付いた最後の一口をもって、のり弁の役目が幕を閉じるのだ。
パチパチ
ペコリ→退場
元気な子供の為の幼稚園や小学校が大嫌いだった私は、給食が無い時の、母が作ったのり弁当が大好きだった。
勿論、母の弁当に名前なぞない。
卵焼きや昨晩の煮物の残りのおかずもあったけど、しかしその名はのり弁だったな・・と思い出すほど、堂々とご飯の上に無造作に海苔が一枚でろ~ん、と乗っけてあった印象が強い。
貧乏ではあったが、父が何より好きだった海苔だけは大概食卓に欠かさずあった。
で。
そのでろ~んとした海苔を如何にその下のご飯と同じ面積で切れるか、そんなくだらんことと格闘している時は、苛められていることも嫌なことも忘れられた。
弁当箱はいつも小さなアルマイトの楕円のもの。
フタには何か分からん小花が描かれていたと思うが、ところどころ剥げかかっていたせいか記憶が曖昧^^;
私にとって母のお弁当というとアルマイトの弁当箱+海苔でろ~ん・・なのだ。
友人の実家から送られてきた荷物の中に、彼が子供の頃に使っていたアルマイトの弁当箱が入れられてたらしい(笑)
レトロ好きな人なので嬉しかったと言っていたが、そればかりじゃないだろうな。
私の弁当箱がもし目の前に現れたとしたら。。
海苔がでろ~んと敷き詰められた幻ののり弁当をそこに見るだろうな。
んで、懐かしいけど切ない方が大きいだろうと思う。
あまり色が付いていないような思い出がどっときて。
母が死んだらそれは尚更。
きっと、見なきゃいいのに取り出して見ては泣いているだろう^^;
だから、記憶の中のお弁当でいい。
・・・と、ストーカー仲間(笑)のきなこさんがトラバして下さったので安心して?お返しですよ~
『許された者』
http://kinako.hatenablog.com/entry/2013/09/05/194211
まめさんの『許されざる者』と、こちらのタイトルだけを見ますと何やら荘厳な小説2部作のようですな!(笑)
主役を張れるようなおかずがあれば、むしろご飯は、白いままが良い。
と書かれている。
そうなんす!
主役無きのり弁だからこそ!存在が活きるのですなー!
ついでに言いますと、ホカ弁って好きじゃないです。
弁当は冷めてる方が美味しい、特に海苔がへばりついたご飯は。