花梨とうの粒焼き

日々のちょこっとをちょこっと。

自分がソレで食ってんだろ!

ぽんっ、とその辺に放り投げても割れないもので、投げても良しとされるもんって何だろう。

ボールはまぁ、そもそも投げるもんだし、輪投げも投げるもんだし、あとは・・投げやりな言葉か?投げキッス?(古^^;)

そんなもんしか思いつかん。 

それほど投げて良し、とされるものってあんまり無いんじゃないか?・・と思っている。

 

今日はスーパーのパン屋で陳列当番だったのだが、朝からパン箱を引っくり返してしまった^^;  散らばるパン・・・。

あ~あ~・・・と思って一つ一つ拭きながら拾い、ふと横の方を見ると、床に段ボール箱があちこち散らばっている。 すごい数である。

しかも、ソレ、うちのパン屋で使う冷凍食材じゃないか。

スーパーの冷凍食材などは決まった専門業者が運んで来ている。

惣菜パンに使う冷凍もんも、その業者が分けてパン屋のブースまで運んで来る。

あらまぁ、あの業者さんも同じことをやっちまったのか・・と思った。

それらをかき集めてカートに載せてこっちに運んでくるのも大変だな・・と。

 

が!しかし!

ガンッ!・・と音がして、へ?@@:と横を見たらばその業者、それらの段ボール箱をこっち側にブン投げていたのだ。

で、更に一つ一つ蹴飛ばしていたのだ!

何やら怒っている様子で。

 

そして、自分でブン投げたくせにそれにまた腹を立てたかのように乱暴に段ボール箱をカートに積んでガラガラとこちらにやって来たじゃん!

怒りの形相、というより、完全にアブナイ感じだった。

私はその場で陳列台にパンを並べていたのだが、その業者はそこまでカートをグイグイ押して来て、普段は手前でとめて置くべき位置を超えて、更にグイグイ押して来た。

で、私が陳列しているパン箱をカートで更にぐいぐい押しまくり、押し出されたパン箱はあさっての方向にゴロゴロと行ってしまった。

おいっ!!何処までぐいぐい押せば気が済むんじゃ!

今そっから出してんのに何処にやってんじゃ!!

そんな私の怒りと恐怖を知ってか知らずか、そいつは一旦引き返していった。

んで、またカートを押して凄い勢いでこちらにやって来る。。

 

既にその異常な事態を見て取っていた同僚は

『私、店長呼んでくる。。』・・と、小声で言って去っていった。

その日はチーフ(男)は休みだし、回りで陳列などをしていたのは私ら、パートのおばさん か弱き女子(!)だけであった。

だから、やったんだろうよ。八つ当たりのように。

 

そいつが押してきたカートに押された陳列台や空箱などがあっちゃこっっちゃバラバラな方向を向いて散らばってしまった。

 

そいつが帰った後、同僚に『○○さん(私)黙々とパン並べてたから気がついてなかったのかと思ったよ~』と言われたが。。

気がつかないでかっ!!^^;

『ああいうときは、さっさと逃げなきゃダメだよ~アブナイ奴だったじゃん!』 とも言われたが、、。

いや、身がすくんで動けなかったからその場でひたすらパンを出しているしか出来なかったのよ^^;

怖かったのは勿論だが。

でも、半分は怒りであった。

変な昭和反骨魂(何じゃそれ)が湧いてきて、あたしゃ暴力には屈しねーぞっ!とも思っていたからなのだった。

店長は片付けられた後にやっと来たので犯行現場を見ていない。

一応はそいつに何やら聞いていたようだが、そいつは気が収まったのかそれとも店長が男だからか、いつものもっさりとした大人しい奴に変わっていた。

私はそのままパンを出していたので店長には他の同僚があれこれと説明をしていたが、本当に分かってくれたんだか何だか、また同じことがあったら教えて、とだけ言われたようだ。

どいつもこいつも。

 

その時。

アンタが蹴ってるその段ボールの中は食材だよ!?・・と思った。

いくら段ボールの中に入っているとは言え、そんな蹴られた食材とは知らずにそれをお客さんは食べるんだよ??・・と。

いや、私もパンを落としちゃったけどさ^^; (食べたくないわこのパン屋^^;)

そしてその食材の段ボール箱は、どなたかは分からないとしても、せっせと誰かが作り、また誰かが冷凍処理して・・と、いろんな人達の手によって出来上がったものなのだ。

それを、お前はブン投げ、蹴ったんだよ!・・と、怒りがこみ上げた。

それに何より、アンタはこの段ボール箱で食ってんだろうが、と。

(段ボールを食ってる、じゃないですよ^^; )

 

 

OL時代。

私はデザインの仕事をしており、建築現場に行くことが多かった。

まわりは男の職人だらけ。女っ気のない現場で、若かった私はちやほやされていい気になっていた。

そんなある日。

一人の年配の職人に怒られた。

『おねえちゃん、アンタが今跨いだのは職人の道具だよ。道具は職人にとってそれで飯食ってる大事なもんなんだよ。 そんな大事なものを跨いじゃだめだ。』

・・・と。

何の気なしに、私は壁紙を貼る道具を跨いで歩いていたのだ。

頭をがーん、と殴られたような気持ちだった。

本当にそうだ。 何てことをしたんだよ!私!><:・・と。

そんな大事な道具を跨ぐなんて罰あたりもいいとこだ。

 

だから。 

自分がソレで生活出来ているものを、ご飯を食べているものを、投げたり蹴ったり跨いだり^^;・・している人をみると、私は許せん、と思ってしまう。

そう言う私だって絶対物に八つ当たりしない・・とも言えないかもだけど^^;

でも、少なくともそんな心掛けで、いる。

心掛けでいる、って薄い言葉だな~^^;

 

 

 

ちなみに、その業者。

荷物を受け取るサインを同僚が書いている時、フーッとその人の耳に息を吹きかけたらしい!!

何だそれ!!( ゜曲゜)キィィィ

それ、腹いせにセクハラもやったってこと??

 

その人は、出勤の曜日を変えてもらうようにする、と言っていた。

チーフの代わりに出ているので、これからチーフと交代してもらう、と。

本当は本部なりそいつの会社に訴える方が良いと思うし、もしかしたら今後そうなるかも知れん。

ただ正直・・。

逆襲されたらどうしよう、、とも思う。

逆恨みされてある日突然刃物を持って現れられたら・・。

 

容疑者をよく知る者がワイドショーで、声を変えて言う。

『普段は大人しい人だったんですけど・・』と。

犯人は警察の取り調べで犯行動機を言う。

『仕事をくびになり、ムシャクシャして殺った』・・・と。

 

 

*追記

最初、ダンボール、と書いたらダンボー(っつーキャラ?)がいるらしく、いちいち線が出たので段ボールに変えました^^;

はてなキーワード、いらないです・・。