花梨とうの粒焼き

日々のちょこっとをちょこっと。

つぶやきぽろぽろ。

怒られそうなことを敢えて言う

この時期に出る新曲。

何でも『桜』って歌えば売れるとか思ってんじゃねぇのか~?

 

深海魚のジレンマ

たまに、ふと思う。

人間は人間が一番知能が発達していると思っているけれど、全ての生物が発見された訳ではないこの地球に於いて。

未だ発見されていない生物の中には人間の脳よりすぐれているものが存在してるんじゃないか、と。

例えば、水深一万メートルの深海に生息しているかも知れん魚、とか。

彼らは当然目も足も耳も退化している。

しかし、人間のあずかり知らんところで密かに脳だけが恐ろしく進化してきたかも知れん。

 

彼らは深海の底で考えることしかやることがないから、つい、考えてしまう。

そしていろいろなことを考えついている。

フェルマーの最終定理の証明(よく知らんけど)なんて彼らにとっちゃお茶の子さいさいだ。

宇宙の謎だって既に解き明かしている。

しかし。

いかんせん。

彼らは彼らの棲家から動けない。

この場所でしか生きられないことを充分知っているから。

だから自分達が知っていることを全世界に発信出来ない。

あぁ・・こんなに俺らって頭いいのに・・!

そんなジレンマを抱えながら彼らは今日も深海で生きている。

唯一。

彼らの高度な脳が役に立つのは、水流や水温をもとに落下速度などを計算してはじき出し、上から落ちてくるプランクトンのフンを確実に口に出来ることだけだ。

 

あ~、じれったい脳、いや、じれったいのぅ~。

 

 

箱男

友達の息子は小さい頃から『箱』好きであった。

いや、分からんけど、多分。

ある時。

彼は、通っている幼稚園の大好きな先生にプレゼントするんだと言って折り紙で箱を作った。

『中に何入れるの?』と、彼の母が聞くと

『え?・・何も入れないけど?』と答えた。

私が知っているクールな人の中でも特に私がクールだと思う(彼の)母は

『おまえは箱だけ貰って嬉しいか?』とたしなめたらしい(笑)

そんなことがあったこともすっかり忘れていた、地区で行われたクリスマス会でのこと。

サンタに扮した職員のおじさんからのプレゼントの箱を大喜びで受け取った彼。

しかし、ずっと受け取ったままである。

いっこうに開けようとしない。

あれ?○ちゃん、開けないの?と聞くと

『え?何か入ってんの??』とびっくりしていた。

つまり、彼はずっと箱は箱であって中に何かが入っているものだとは知らなかったらしいのだ。

それまでプレゼントの箱、というものを彼の両親はあげたことが無かったんだと。

誕生日でも何でも。

育ててやってんのに何で親が子供にオモチャなぞあげなきゃならんのか、っつー主義で(笑)

まー、いろんな親にいろんな子供がいますな。

 

で。

彼はこの春、電車の運転手になる夢を叶えるべく、鉄道の高校に進学する。

それを聞いて、そういえば電車もある意味『箱』だよな・・^^b と思った。

 

 

 

kinakoさんが『箱男』についてのブログを書いて下さったですb

http://kinako.hatenablog.com/entry/2013/04/03/200128

箱を何かを入れるための手段に使うんでなく、箱を箱として愛でることの心の余裕。心の遊び。 

そこからkinakoさんの話はどんどん広がり、その本質にいろんな角度から焦点をあてていく。

なるほど・・と膝を打ちましたよ!