花梨とうの粒焼き

日々のちょこっとをちょこっと。

モニター越しの表情。

N○Kの受信料を支払われている方がいらっしゃったらきっと腹立つ内容でありましょう。書いてしまうけど^^;

 

実家はずっと受信料を支払っているが、私(ウチ)は契約をしていない。

何故契約をしていないかっつーと、お金が無いから。

お金が無いからとの理由で支払わなくていいなら法律や警察いらんじゃん、てな話だけど。

しかし。

家にテレビがあるなら放送法で受信料の支払い義務が発生するんですよとか何とか言われても、それについての罰則が謳われて無いのでわざわざ契約して払おうなんぞ思わないのだ^^; 

律儀に支払われている方たちには大変申し訳ないが。

 

N○Kは民法のような煩いCMも無いし、内容が濃い番組も多々あるとは思う。

例えば、こだわり職人の番組。

そのモノにこだわっているコアな人々の番組などは視聴率にこだわっていない故に番組制作者のこだわりが感じられる。

地下足袋作って40年とか、その地方で何百年も綿々と受け継がれている伝統芸や品を守り続けておられる人々の、素人が足元にも及ばない足元・・じゃなくてその手元などが淡々と映し出されている様を見るのは大好きである。

 

じゃあそんなに好きで観てるなら受信料払えよ、って話ですがね^^;

 

で、それはごまかしつつ無理やり話題を変えてしまうけども。

 

今ちょっと私は怖い思いをしている。

 

先日のこと。

ピンポーンとチャイムが鳴り、モニターを見ると何やら怪しげな30代ぐらいの男性が立っていた。

制服を着て、小さな機械を持っている。

どうしようかな・・と少し躊躇したが勧誘人の感じでは無かったので、はい。とモニターごしに返事をしてしまった。

するとその男は『N○Kから来ました。○○さん(旦那の名前)のお宅ですよね?』と。

 

やべー!(;;;゜ω゜;;A)めんどくさっ!!

 

きっと、受信料支払え・・であろう。

手に持っているのは集金マシン(どんな名称だ)かも。

現金が無いと言われれば銀行のカードで引き落とす最近のマシン。

ガガガ・・と後から領収書が出てくるやつ。

中には契約もしとらんのに集金だけ先に強引にして同時に契約とする、というタチの悪いヤツもいると聞く。

 

 

私は慌てて『今ちょっと手が離せないので(;;;゜ω゜;;A)』と言った。

『あーそうですか。ではまた来ます。一時間後ぐらいですか?』

 

・・時間指定かよ!!

『いえ、これから出掛けるので!』と嘘をついた。

では、また後日来ます、とその男は帰っていった。

 

モニター画面には男の、嘘つきやがって、とムッとしている表情がありありと映し出されていた。

 

 

んで、昨夜。

 

ピンポーン、とチャイムが鳴った。

 

モニター画面を見ればこの間の男である。

うっ・・どうしよう・・居留守使うか・・と思ったが、電気が明々と点いている家で、それまでワァワァと騒いでいた(何やってたんだ^^;)声が戸外に漏れていないとも限らないっつー状態。

いや、ピンポンされたら必ず出なければならんなんて法律は無いけども。

 

『そういえば昨日もその人来たよ。出なかったけど。』

・・と子供が言ったのを聞いて、居留守がバレる事の方が怖い気がして、ハイ・・とインターフォンに出てしまった。

 

しかし。

話を聞いてはいかん。とにかく話をしては相手の思う壺だ。

 

で、バカの一つ覚えみたいに私はつっかかりながら

『いや・・あの・・今日は都合が悪いので・・(;;;゜ω゜;;A)』・・と。

 

 

コレを読んで頂いているアナタは、

(さっさと払えばいいじゃん)と憤ったり

もしくは

(何で、払いません、と毅然と断らないんだよ)

などと歯がゆく思われているかも知れませんが^^;

 

 

以前。

ピンポ~ン、と来て

『○○ペイントのものです。あのー・・家の壁、だいぶヒビが入ってますよね・・大きなお世話かも知れませんが・・』

と言われ、ムッときて思わず

『はい。大きなお世話ですっ!』

・・と言ってインターフォンを切ったことのある私である。

 

しかし。

一旦気弱スイッチが入ってしまうとどうにもイカン。

そして、昨夜は気弱スイッチが入ってしまった。

どこで入るのか自分でも分からんのだけど、たぶん、その人の見かけじゃないかと^^;

怖そうな人だったら私は怖気づいて気弱になってしまうのだ。

で、昨日のその男は見かけはいたって普通。

パンチパーマをかけてるわけでも無ければ頬に傷があるわけでも無い。

でも。

目が怖かった。

何というか・・今まで何かしでかしてきたような、暗い底なしの穴のような目、である。(大げさ)

その目をモニター画面で見てしまった私は、一気に弱気になってしまった。

 

 

で、その男。その目でキレた。

『じゃあ、いつ伺えばいいんですかね!?』と。

 

『えと・・仕事が急に入る(←そんなことはない)のではっきり分からないんですけど・・(;;;゜ω゜;;A)』

 

『・・・・。』

 

その、『・・・・。』と急に押し黙ったモニター画面ごしの男の顔。

[睨めつける]という日本語があって良かった。

まさに、下から睨めつけられたのだ。

てめぇ、ぶっ殺すぞ・・。とその目は言っていた。

 

もうそれ見て怖くなりつつもガチャリ、とインターフォンのスイッチを切った。

 

 

 

何かの勧誘人が来て、断った後。

私はじっとモニター画面に映るその人の去り際の表情を観察する。

断られて去る時にその人はどういう顔をするか。

それによってその人の、またはその会社なり店なりに対する印象を決める。

決める、って断っといて何だけども。

 

 

ある人は、微笑んだまま去っていく。

ある人は、急に営業スマイルを引っ込め、真顔になる。

ある人は、あからさまにムッとする。

 

きっとモニターごしに私がずっと観察しているなんざ思ってないだろうよ。

そこを突くのだ(笑)

 

 

 

たぶんあの男は、正規のN○Kの社員では無いだろうよ。

地域拡張委員だか何だかの、歩合制で集金をして回っている人だろう。

 

 

 

かなり昔の話だが。

友達の家に新聞の勧誘人が来た。

彼女の家では新聞をとっていない。だから読みませんからと断ったのだが逆に何でとらないのかとしつこく聞かれたらしい。

『もしかして、日本人じゃないんですか?』とまで言われたらしい(笑)

とにかくとりませんから、と断って半ば締め出すように玄関ドアを閉めた。

その翌朝。

そのドアに『死ね』と書かれてあった。

 

いや、そいつがやったのかどうかは分からないけどね、と。

 

 

その話を思い出した。

 

 

そんなわけで、またあいつは今晩も来るのだろうかと思うと、怖さと憂鬱で暗くなる私である。

 

くそー!脅しに負けるもんか(別に脅されてないが)という心意気?と、めんどくささと怖さで、あ~あ・・いっそ、契約しちゃおうかな・・という負けな感じがぐるぐる回っている。

 

 

もう一回書きますが^^;

受信料をきちんと払っておられる方には申し訳ないっす。^^;