花梨とうの粒焼き

日々のちょこっとをちょこっと。

小粒話 いろいろ その4。

今回も『小粒話』とタイトルに書いてしまったが、ここはもうそんな小粒話のみでいいような気になってきました。

どうでもいいよ!と思われるでしょうが^^;

 

 

獣医さんと立ち話。

隣家の奥さんの話ですよ。

 

 近所のスーパーに入った途端、普段懇意にしている獣医さんを見つけた。

何故か白衣を着ていたのですぐに分かった。

その頃、自分の飼い犬と隣の犬(うちの犬だけど)と、かけあわせようと盛り上がっている最中であった。

・・が、なかなかうまく交尾させられない。(当の犬達は迷惑であったろう^^;)

その獣医さんにも話はしていたが、それから動物病院には行っていなかった。

そんな中でのバッタリな出会い。

 

「うまくいきました?」と聞かれ、夢中で話していた。

「いや、なかなかうまくいかないです^^;」 

「発情はしてるんで、毎日2、3回トライしてるんですけど・・腰はヘコヘコしてても上手く入ってないみたいで。。」

「まあ難しいですよね。 最初に腰を支えてあげるといいですよ。」

「あぁ・・分かりましたー!そうします。」

「じゃ、頑張って下さい。」

 

はい、頑張ります!・・・と言って獣医さんの背中を見送り、ふと周りの買い物客らの不審な目線に気がついた。

・・・え?? 

 

あっ!!

そういえば・・

二人とも一回も『犬の』とは言ってなかったんじゃ・・

しかも興奮していたのでかなり声のボリュームがデカかった。

発情・・毎日2、3回・・入らない・・ヘコヘコ・・・腰を支えてあげると・・

(;;;゜ω゜;;A)!!!

 

顔が真っ赤、いや、真っ青になり買い物もやめて逃げるように店を出た。

 

 

 

娘の今朝の夢

 

やられたよー!・・と言って起きてきた。

娘が大好きなバンドのボーカルが夢に出て来たらしい。

名を [たかひろ]  と言う。 通称タカ、である。

メルアド交換した夢だったんだけど。。

しかし、何となくこれは夢だと分かっていたらしい。

だが、覚えておこう!もしかしたら本当のメルアドかも知れん!・・と(笑)

なので紙に書かれたメルアドを必死に覚えたらしい。

そこには

TAKATO・・ezweb.ne.jp 

と書かれてあった。

たかひろ、なのに?

夢の中で、TAKATOの [TO] って何?と聞いた。

 

「それはTOSHIって意味。」

 

そこで目が覚めた。

TOSHI・・とし・・トシ・・

 

しばらく寝床でぼーっと考え、やっと気がついた。

 

それ・・タカ&トシじゃん!!・・と。

 

 

起きてからもメルアドを覚えているらしいので

もしかしたらホントにタカ&トシのどっちかのメルアドかもよ~?(*`▽´*)ウヒョヒョ 

と言ったら

 

いや、もう無理に忘れるから。

 

・・とちょっと怒って言っていた。

 

自分の夢に怒ってもねぇ・・( ̄∇ ̄)

 

 

 

 

雨の道路で

 

昨夜の話。

友達の旦那が仕事帰りに横浜の市道を走っていた。

夜の7時頃。周りは雨に煙っていて視界が悪く、道もかなり混んでいた。

その人も渋滞の中をのろのろと車で進んでいた。

 

ふと、前方の道端を見ると男女二人がじっと佇んでいる。

かなりの雨なのに傘をさしていない。

どうやら反対側に渡ろうとしているみたいだな。

そう思った、と言う。

車はのろのろと進んでいるものの、途切れるということがない。

だから渡ろうにも渡れないのだろう、と。

 

ついにその二人の傍まで来た。

じっくり見た。

 

20代ぐらいの痩せた男女だった。 

しかし二人共前髪を長く顔の前に垂らしているので、顔がよく見えない。

何より不思議だったのは、女の子が両手に抱えているものだ。

 

霊園の近くで供える花を買うと水の入った桶(正式な名前は分からんけど)に入れてくれる。

あの桶であった。

桶、のみ。 花は入っていなかった。

 

ゆっくりとその二人の傍を通り過ぎ、そのあともバックミラーで確認した。

しかしだんだん薄くなっていき、ついに消えてしまった。

 

あっ、やっぱ見てしまった・・。

その人はちょいちょいそんなものを視る人、なのだ。

 

どこから見てもリアルというか、まるで生きている人間のようであったと言う。

でも、何で道路の反対側に渡ろうとしていた・・と思ったんだろう。

二人共俯いていたのに。

 

反対側は登ることの出来ない高い崖になっている。

そしてその崖の上には墓地がある。

 

 

「そうやっている意味が分かんなかったよー^^;」

・・・いや、それもそうなんだけども。

 

 

 

 

 

・・っつーことでこんな雨の暗い日だからか、何やら怪談話で終わってしまいました^^:

 

 

ついでに^^;↓ 

怪談について 

 

私は怪談が好きである。 

矛盾しているかもだが、盲信的に何もかも信じている、という訳ではない。

そんなこともあるかも、というレベル。

だって。。

怖がる、ということが失礼にあたる場合が多し、だから。

 

もし本当に霊が存在するならば、それは必ず誰かの身内であり、何がしかの想いで、そこに出てきてるんだろうから。

自分の知っている人や亡くなった身内を、見知らぬ誰かが面白がって怖がっていたら・・と思うと、何とも言えない怒りと哀しみを感じるだろう。

 

だから、怪談を楽しむ場合はどこの誰とも知らない人の、本当にそうなのかどうか分からない話、として読むようにしている。

めんどい読み方でしょうかね?^^:

 

それなので、私は肝試しが嫌い。

特に霊スポット巡り、というものが。

そこに行く人の気が知れんのだ。

だって、面白がられてそこでバシャバシャと写真を撮られ、映ってたー!と怖がられ、その写っている霊は自分の身内だったら・・と考えると何という怒りと悲しみなことか。

祟られて当然で、祟ってよし、と思う。

 

だから、人間であった妖かしよりも、現れるのが、むしろ妖怪であってくれた方がすっきりと面白がれるし怖がれる。

 

そうなんだけども。。 

昨日読んだ怪談本に東北大地震のことが書かれてあった。

 

震災から6ヶ月ほど経った頃。

ボランティア達が瓦礫の処理をしていた。

もうすぐ日が暮れるというころに何処からか小学3、4年ぐらいの男の子が現れ、そこらじゅうを駈けずりまわっていた。

 「もう暗くなるから危ないよ、帰りな」と声をかけた。

するとその男の子は立ちどまり

「ほんとはもっと生きたかったんだ・・」

 

え??・・・

周りのボランティア達が手をとめて唖然とその子を見つめる中

すぅ~・・と消えてしまった。

 

その場にいた全員が怖がるより、泣いた、と言う。

 

 

 

 

私はこんなむごく悲惨な事実を風化せずに人々の心に記録しておく、という意味でもこういう怪談話は存在の意義があるのでは、とも思っている。