日本人女子生徒 vs 外国人教師 (´・ω・`)
昨日読んだ本で、外国人の旦那を持つ日本人妻の話が載っていた。
夫婦は日本在住である。
フリマに2人で行った時のこと。
ニホン大好き旦那は、目を輝かせて飛び込んでいった。
そして、暫くするとご満悦顔で戻って来た。
見ると、かんざしを胸ポケットに挿し、黒いランドセルを背負っている。
慌てて「その恰好おかしいよ@@:」と言うと
「何でだい?日本人は個性がないんだ。僕の国では個々のスタンスを大事にしてるんだよ」と。
私は旦那のその姿を思い浮かべて笑ってしまった^^;
いやー確かにねぇ。
日本人は、特に街ゆくギャル(古?)は個性という名の没個性ファッションだったりするけどね。
真夏、タンクトップにニット帽って、どう見てもおかしいだろうよ^^;b
でも、大の大人が黒いランドセルしょって、っつーのも個性的と言うより、そのスタンス、日本では頭悪そうです。
ダーリンは外国人な方(またはその逆)がこれを読んでらしたら申し訳ない。
私の考えであるが。
日本人以外の男性とは、何だか深いところで結局分かりあえないんじゃないか、という気がする。
私は、ハリソンフォードは好きである。
でも、ハリソンフォード似の男性と付き合ってもうまくイカン気がする。(本人じゃないからとか、そーゆー意味でなく)まぁ、あちらも(どちら?^^;)ワケわからん日本語を喋る私なんぞは相手にしたくないでしょうが。
恋愛に限らず、近所付き合いもややこしそうである。
何処かに行って誰かにお土産のまんじゅうなんぞを渡すとします。
これ、すごく美味しいから食べてー! と言うこともあるけれど、でも大概は例えば
「お口に合わないかも知れないけれど」みたいなことを言う。
でも、渡す人のことを思い浮かべ、その人のお口に合う可能性があるものこそ買えど、お口に合わない可能性大のものなんて買う日本人はいないんじゃないだろか。
しかし。 外国人は言うのだ。
「お口に合わないかも知れないものを何で買うのか」と。
ホームパーティに招待するにしても(やるわけないけど)
「うちのワイフの料理は素晴らしくおいしいんだ。」(一般にホントにそう言うのか知らんけど、私は一回だけ実際に聞いたことがある)などと、日本人はまず言わない。
言ったとして、言われた方は
「そうなんですか!それは楽しみです」なんて言いつつ
心の中では(けっ!自慢しやがって。ほんとかよ!)などと思っているだろう。
(決めつけてるが)
いや、こんな例では無くて^^: 日本古来からの、ワビサビに通じるような(と書いている私も分かってないけど)もっと深い精神部分の違いの例を出したかったんだけど何も思い浮かびません・・(情けなし)
まあ、勿論、お互いの文化性がぶつかるからこその面白さや味わいはあると思うけど。
実は私だってやってみたいのだ。
呆れた時などに、やれやれと、両手を横に広げて肩をすくめて口をへの字に。
うまいことやった相手に親指を立てて、グッジョブ!と。ウィンクなんぞしつつ。
実は。 実はってこともないが。
私は大学を2年で中退し英会話の専門学校に2年通った^^:
そこにはいろんな国の(英語圏の)ガイジンの教師がいた。
人間だもの、一口にアメリカ人っつったっていろんな性格の人がいるだろう。
しかし、何故かその学校にはまるで各国を代表するかのようなベタな人物ばかりが集まっていた。(注:ベタ、というのはあくまでも私のイメージです)
マッチョでやたら陽気なアメリカン。(毛むくじゃら)
インテリだが、いつも何だか深刻そうなイギリス人。(弱冠暗い)
一部?の日本人オヤジが好きそうな、えらぃセクシーでキュートなフィリピン人。(私が憧れてた先生ですた)などなど。
まあ、先生方もイイ人達でしたし、日々楽しく授業をしていたのだが、たまに先生との衝突(または、欧米vs日本とでも言うべきか)もあった。
例えば、いきなり目の前の机の上に先生が座る。
先生!机に座っちゃダメですよ!・・と、生徒が言う。
「why? 何でだ~い?」
だって・・・机の上に座るのは行儀が悪いことです・・と、しどろもどろな英語で生徒が言う。 英語なので完全に不利である。
すると。
Oh・・(と言いつつ例によって両手を上げて肩をすくめ)
「ヘーイ!ベイベー!もっとリラックスしようよ!リラァックス!」と。
ベイベーとは言ってないが。
こ・・・これが・・これがいわゆる[フランク]と言うものなのか!?・・とその時に私は思ったもんです。
で、まあ先生たちはいいんですが、問題は日本と欧米の違いっちゅー授業でのテキスト、である。
ある場面を想定し、それに対応する欧米人と日本人との比較の例が載っている本なのだが。
前述したような、何だかいかにも日本人はハッキリせずにウジウジなカンジで、それに比べて欧米人のさっぱりとした明るさや屈託のない素直さなんてものが全文通して感じられた。
そこに、日本人故の謙虚さであることの美徳なんつーものは全く無かった。
私は面白くなかった。
そりゃ、英語を習いに来ているのだから英語有利である。校内は日本語禁止だったし。 へいへい、よろしくおねげーします、てなカンジだ。
でも何だかそんな感じで日本女子としては若かったこともあり、ちと反発心もあったのだ。
憧れとコンプレックスと妬みを抱えて。
ところで。
この間、sukiさんがブログで紹介されていた本を読んだ。
http://d.hatena.ne.jp/suki117/20120917/1347843990
色の本である。
んで、私は日本の色のネーミングの豊かさに驚いた。
きなこさんのブログで初めて知ったのだが、例えば[納戸色]は薄暗い納戸を覗きこんだ薄闇の色、だったり「瓶覗き(かめのぞき)」は藍染めをし始めてまだ間もない頃に覗きこんだ瓶の色、であったり。
一口に青や赤と言っても十種類以上もの色味と、それぞれに情緒のある呼び名が付いている。 何とすばらしい文化なことよ!と。
しかし、当時は乏しい英語力と(いや、今に至ってはもっと英語なんぞ全然話せないが)そんな日本のすばらしさに気づくことも無かった私らに、外人教師勢を「ぎゃふん」と言わせる術など無かった。
「ぎゃふん」と言わせる必要性が分からんけど 笑)自分で習いに来てるのに。
ところが! 機会はあっけなく訪れた。
うそです。そんなことでは無いけども。
先生と生徒で交換日記っぽいのを始めたのだ。 希望者だけだが。
私は、ソレをやることにした。
んで、策を練った。
勿論、英文で日記を書くのだが、その中に『日本語教えますコーナー』つう偉そうなコーナーを設けたのだ。
こんなことあんなことを日本語で何と言うか、を毎回先生に教えるのだ。
今度は私が教師である。ヾ(  ̄▽)ゞオホホ
それも普通の日常会話ではなく、思い切り変な日本語である。
例えば、人に親切にしてもらった場合に「ありがとうございます」ではなく、「かたじけない。」と言うとより良いです、とか(笑)
まあ、そんな程度ですが^^;
しかし私としてはプチ反撃な意味もあった。
他にも日本人と口喧嘩をして勝つ言い方なんつーのも書いた。
後から考えてみると、いくら外国人だからと言えどもう何年も日本に住んでいる先生ばかりである。
日本語が話せない風なフリをしていただけなのだ。
程なくして私のそのコーナーは先生たちにウケていたらしく
「Karin, you are funny!(笑)」なんて陽気に言われた。
ちょっと嬉しかった。
何と言うか、ガイジンをウケ負かしたぜ!(何だそれ^^;)みたいな。
funny言われたけど。
普段使わない日本語だと分かっていたとはいえ、私のそんな悪巧みな魂胆まで見抜いてはいまい。
冗談とはいえ、他の日本人の前で恥をかかせてやろうか(ΦωΦ)ふふふ・・・・
などと半分は本気で思っていた私。
ちょっとした日本人のプライドと英語へのコンプレックスで。
何とイヤな生徒だ。
愛すべき教師たちで、一生懸命教えてくれているではないか。
机に座るのが何だというのだ。 日本人旦那たちも大いに奥さんの手料理を他人の前で褒めたらよかろう、なのだ、と。
彼ら在日外国人達も、日本で暮らしていてフランク永井ながらもイヤな思いをしたことも沢山あっただろうに。
すまん。先生方よ。
私は、そんなことを思い反省した。
ある日。
ガラリと教室に入ってくるなり先生が私の顔を見て叫んだ。
「オマエノ カーチャン デーベーソゥ!!」
( ゚ω゚):;*.’:;ブー ww
・・・・。
私が教えた言葉であった。